国歌の語義は広辞苑によると、「国家的祭典や国際的行事で国民および国家を代表するものとして歌われるもの」となっていますが、最近、日本ではサッカーのワールドカップやプロ野球の会場でも歌われ、すっかり庶民に溶け込んで、国歌が近代西洋に生まれ、外交儀礼として演奏された本来の目的とは異なった歌われ方がされています。 日本国歌は開国した幕末に、十世紀に編纂された「古今和歌集」の中の『我が君は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて 苔の蒸すまで』の元歌から「我が君は」を「君が代は」に代えて曲を付けたとされています。 当時、和歌での「君」は天皇のことを指していたことから、戦後G・H・Qから歌うことを禁止… もっと読む »
国歌とワイン
2019.02.21