ドイツワイン物語

日本を救ったモーゼルワイン

2018.02.27

NHKで平成21年(2009)の暮れから放映されたスペシャル・ドラマ司馬遼太郎原作・「坂の上の雲」の興味深い記事が、放映半年前にドイツのモーゼル醸造組合長から送られてきたドイツぶどう栽培新聞に、『モーゼルワインは既に1885年から日本に! 今新たなドラマ化決定』というタイトルで次のように載っていたのです。 「1884年9月、日本の大山巖将軍が、プロイセンの参謀将校を、陸軍大学校に教官として招聘するためベルリンを訪問し、この要請を受けた陸軍大臣・ゼレンドルフは、参謀総長・モルトケにその選任を命じた。モルトケは部下のメッケル少佐を呼び、日本での任務の遂行について彼の意向を尋ねると、彼はこの突然の提… もっと読む »

ドクターワイン

2018.02.15

ドイツワインは、原料ぶどうの大半が育った畑名を銘柄として市販されるのが特徴で、その命名は誰いうとなく命名され受け継がれたものから、宗教的なもの、泥臭い農民的なもの、滑稽素朴なもの、ロマンチックなもの、奇抜のものとさまざまです。なかでも、伝統と名声を誇る銘醸ワインの銘柄には、興味深い命名由来が残されていますが、ドクターワインのように誤って流布されている物語もありますので、ドクター畑地下のセラーに残されている命名由来をあげておきます。 「トリアーの選帝侯がランズフート城に滞在していた時、重い病に罹り、侍医からも匙を投げられ、最後を悟った候は“最後の時が来たようだ。どんな飲み薬でも儂の命を救うことは… もっと読む »

日独ワイン文化会 設立及び第一回ワイン会

2018.02.13

2018年1月27日(土) 東京ドイツ文化センターにて日独ワイン文化会 設立及び第一回ワイン会を開催いたしました。 当日はドイツ人を含む20歳〜40歳の23名の若年層の方中心にご参加いただき、山本広哉講師を迎えてワインの解説をまじえながら9種類のワインをテイスティングしました。 今回は「ドイツと日本を代表するブドウ品種」をテーマにSektやPinotNoirなどのほか、普段なかなか飲み比べる機会の無い日本とドイツで造られた【甲州・リースリング・ケルナー】の3品種を比較、さらにワインに合うハムやチーズ、パンなどと共にテイスティングを楽しみました。ワインのラインナップは以下のとおりです。 【ゼクト… もっと読む »

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