昨今、宮中行事の一部始終が記事になることは少なくなりましたが、昭和54年(1979)、東京で開かれたサミットに参加した先進国7ヶ国の首脳等を招待した、天皇陛下主催の晩餐会における、首脳の席順、出された飲物、演奏された音楽などの宮中行事の一端と、参加国のお国柄などを、窺い知ることが出来る興味深い記事を、当時の朝日新聞は次のように載せています。 『出席者は53人、席次は上席から元首、その他の首脳は在任期間の長い順、閣僚は国名のABC順、駐日大使は着任の古い順と定められ、豊明殿に導かれた招待客は、青いラン、ピンクのバラに彩られた、細長いメーンテーブルに導かれ、着席された天皇陛下の右隣に仏大統領、常… もっと読む »
酒と音楽とお国柄
2018.09.03