ゲーテワインを生んだブレンターノ家のサロンに唯一姿を見せなかったとされるベートーヴェンは、1792年22歳の時に音楽修行のためウイーンに移住していて、ゲーテを中心とした芸術家仲間とワインを楽しんだエピソードが残されていないのには、こんな事情があったと考えられます。しかし、モーゼルの中流トリッテンハイム付近に彼の姉の子孫が、造っているベートーヴェンの肖像と楽譜のエチケットが貼られたワインがあり、ドイツワインファンにとっては、どうしてもこの物語に登場して頂かなければなりません。 芸術家が酒を愛して傑作を生みだしたエピソードは枚挙に暇がありませんが、ベートーヴェンもまたワイン好きだったと思わせる史実… もっと読む »
ベートーヴェンとワイン
2018.01.16